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中央線グリーン車導入後の、ホリデー快速おくたま・あきがわ号を考える

こんにちは、みづたんです。

前回、ホリデー快速おくたま・あきがわ号を取り上げましたが、

 

noritetsu46.hatenablog.com

 

今回はその続きで、ホリデー快速の今後について予想してみようかと思います。

 

youtu.be

2023年度末の中央線快速グリーン車導入で、どう変わる?

ホリデー快速おくたま・あきがわ号は、

中央線と青梅・五日市線を走る電車で、現在は東京~拝島間を10両編成で運転し、

下り方4両があきがわ号、上り方6両がおくたま号に分かれ、

武蔵五日市と奥多摩へそれぞれ向かいます。

ずっとこの形が続いているのですが、

それが近い将来、変化を余儀なくされそうです。

 

 

その理由は2023年度に中央線に導入されるグリーン車です。

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中央線のグリーン車

これにより、現在10両で運転している中央線快速が12両になる予定です。

すると、ホリデー快速おくたま・あきがわにとって解決すべき課題が出てくるのです。

 

現状6+4編成で運用している訳ですが、グリーン車導入後は8+4になります。

東京~青梅間は12両に対応するため今後ホーム延伸工事を行っていくのですが、

おくたま号はその先の御嶽・奥多摩まで行きます。

現状御嶽・奥多摩駅はホームの長さが6両分しかないので、

グリーン車2両がプラスされた8両編成だと、ホームにおさまりきれなくなります。

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青梅駅のホーム新設工事

この問題をどうクリアするのでしょう?

ちょっと予想をしてみましょう。

 

2023年度以降のおくたま・あきがわ号を、予想してみよう。

①12両編成で運転する。

まずは、グリーン車2両増備のまま他の快速線と同様今まで通り運転を続けるケース。

今までと同じように、中央線からの直通電車が乗り入れるため

運用上は今と変化が無くいけます。

ただ、先にも言ったように、課題もあります。

 

グリーン車付き12両で運転する課題は?

 

●ホームの長さが足りない

まずは先にも言った、御嶽・奥多摩駅のホームの有効長問題。

これは2両はみ出てしまいますが、これをどうするかです。

グリーン車付きで運用する場合、

2両はみ出させて停車させるしかありません。

 

かつて五日市線も1日1本あった東京行きが7両編成で(101系時代は7+3だった)、

ホームが当時5両まで(現在は6両)だったので、

いつも2両はみ出ていました。

 

週末3本の電車なので、

このような感じにするのではないでしょうか?

 

グリーン車サービスのエリア外

 

グリーン車のサービスに関しても課題があります。

既に発表されているグリーン車サービスのエリアが、

東京~大月・青梅間と発表されています。

おくたま・あきがわ号が走る拝島~武蔵五日市と青梅~奥多摩間は入っていません。

あきがわ号は付属4両が入るのでグリーン車は関係ないですが、

おくたま号にはグリーン車が連結される8両の方が充てられるでしょう。

エリア外だとSuicaグリーン券が使えないという事になります。

 

 

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Suicaグリーン券券売機

しかし、これは解決方法はあると思います。

「沼津方式」でいけるのではないでしょうか?

 

東海道線グリーン車のエリアは、西は基本熱海・伊東までですが、

一部列車がJR東海管内の沼津まで乗り入れています。

 

沼津までグリーン車に乗る際、

このSuica専用の券売機では沼津まで買う事が出来ません。

沼津まで乗る際はどうするかと言うと、

熱海まで買って車内でアテンダントさんに行き先変更を申し出るか、

駅で磁気グリーン券を買うかで乗る事が出来ます。

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駅の券売機で買うと、こんな感じ

逆に沼津や三島から乗る際は、駅でやはりグリーン券を買えばOKです。

この方式を既に会社を跨いで行っているので、これで問題ないと思います。

 

グリーン車を連結する事で、より観光気分が味わえますので、

おくたま号の性格を考えるとグリーン車連結はプラスの要素が多い気がします。

 

 

ただ、多客期など検札が大変になりそうだという事や、

グリーン券を買ったが満席で座れないといったトラブルの発生もありそうです。

 

当初はグリーン車付きのまま行く案がいいのではと思っていましたが、

いろいろ課題が多く、最近はこれは避けた方がいいのではないかなとも感じています。

 

②10両編成で運転する

 

グリーン車導入後も青梅線内のみを走るE233系は10両のままという事です。

現在は中央線用の車両ですが、いわゆる「青編成」という、

青梅線内で運用される6+4の編成で新宿に乗り入れるパターンです。

 

 

ただしその場合、現在の本数を維持するとなると3編成必要ですので、

それだけの編成を捻出する余裕があるのかが問題です。

 

今後京浜東北線などに新形式が投入されたタイミングなどで

E233系E231系に余剰が出れば、こちらに回す事も出来そうですがね。

 

それでかつての四季彩のような観光列車に

改造したものにしてもいいのではないでしょうか?

 

 

E233系以外の車両で運転する

特急の運用から外れた車両などを充てるというケースはどうでしょう?

ホリデー快速という列車を考えれば・・とも思えますが、

中央線内は特別快速という事で定期列車化していますので、

現実的では無いでしょうね。

④廃止される

最悪のパターンはこれですが、おそらくこれは無いでしょう。

「東京アドベンチャーライン」と名前をつけて訪問を促している路線ですからね。

 

 

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懐かしの201系あきがわ号

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これからも頑張って欲しい地元のフラッグシップ


ちょっと今後の予想をしてみましたが、

優等列車も少なく、地味な青梅線の数少ない名前付きの列車が

今後も奥多摩・秋川方面への観光行楽の足として

活躍し続けてくれると思います。

 

 

 

 

ホリデー快速ビューやまなし号についても書いています。

noritetsu46.hatenablog.com

 

 

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