こんにちは。
今回はまだまだ現役で頑張っている205系の話題です。
205系のデビューは、1986年・山手線
205系とは、国鉄時代の1985年に山手線103系の置き換え用に登場した電車です。
山手線を皮切りに、横浜線・南武線・京葉線・武蔵野線・埼京線などで長年活躍していました。つい先日、武蔵野線からの運用も撤退し、首都圏の主要路線からは姿を消してしまいました。
やはり活躍をしていた関西圏でも、徐々に見る機会が減ってきています。
しかし、デビューから35年が経ってなお、活躍をしているというのはすごいですね。
首都圏の主要路線ではその姿を見られなくなってしまいましたが、
少し範囲を拡げると、まだ首都圏でも205系が頑張っているところが見られます。
その路線をご紹介しましょう。
首都圏で205系が活躍している姿が見られる路線
①JR相模線
東京から一番近いところで今も205系が主力で頑張っている路線が、
神奈川県の茅ヶ崎から橋本を結ぶJR相模線です。
ここでは未だに線内を走る全ての車両が205系です。
1991年に相模線が電化された際に新たに製造された、相模線仕様の車両です。
フロントフェイスが他の205系と異なっている事が特徴で、
デビュー以来ここ相模線のみで走っている車両になります。
まだ置き換え計画は無いようなので、
まだしばらく205系に乗る事が出来るでしょう。
来年で30年になるのですね。
その期間同じ線区で走り続けているというのも、
本当に珍しいケースなのではないでしょうか?
②富士急行線
JRから譲渡された205系が活躍しているのが、
現在は普通列車の主力として、3両編成で運用されています。
内装も水戸岡鋭治氏のデザインによりリニューアルされ、
JR時代と異なる趣の車両に生まれ変わっています。
富士急線は特急富士回遊号や中央線の快速電車も直通する、
中央線の支線のような位置づけにもなっており、
この6000系や8500系のような元JRの車両が在籍しているので、
JRの路線と錯覚をしそうな路線ですね。
その他ラッピングされた編成もあり、バラエティに富んだ”205系が見られるのが
富士急線の魅力ではないでしょうか?
③JR宇都宮線(主に宇都宮~黒磯間)
JR線内だと、宇都宮線の宇都宮以北で205系が活躍しています。
211系の後釜として、2013年から運用されています。
線形のよい宇都宮線をかなりのスピードで飛ばしているので、
もしかすると、現在一番スピードの速い205系かもしれません。
房総の209系といい、都心を走っていた電車が地方で走るというケースは
最近になって出てきたケースですね。
横須賀線で今度置き換えられる217系は、どこかへ転属はあるのでしょうかね?
④JR日光線
宇都宮から日光を結ぶローカル線・JR日光線も205系が走っています。
宇都宮線と同じ塗色のものと、濃い茶色の帯のものがあります。
さらに、観光用に改造をされた「いろは」という車両も1編成あります。
なんとこの車両はクロスシートに座席が改造されています。
ドアも2ドアに改造されています。
普通列車として運転されているので、乗車券だけで乗れるお得な列車です。
あまり知られていない気もする列車ですが、
宇都宮までJRで行って、日光までこれで行くというのもいいですね!
富士急線のように、観光客も多い路線で再就職し、
違った形で活躍しているのもまた面白いですね。
⑤JR鶴見線・南武支線
ここでもまだ205系が健在です。
南武線尻手~浜川崎間で、
2~3両編成の可愛い205系が頑張っています。
番外編:JR仙石線
205系が主力としてまだまだ頑張っています。
東北地区では唯一の直流区間で、東北線に直通するHB-E210系と共に
仙石線内を走っています。
国鉄時代の車両、まだまだ健在。さらなる活躍を。
という事で今回は205系の活躍する線区を取り上げてみました。
最初は山手線で走り始めた205系。
山手線は既に2世代後のE235系に置き換えられましたが、
まだまだ地方では健在です。
重厚感のあるアルミ車体の活躍を見に、皆さんも行ってみてはいかがでしょうか?
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