こんにちは。
今回は、このコロナ禍の中列車に乗っていて、
ちょっと感じた事を記してみようかと思います。
それは、近郊型電車を中心に使用されている
「ボックスシート」についてです。
向かい合わせの4人掛けで、ロングシートに比べ長時間乗るのに向いています。
しかし、昨今のコロナ禍で、
この向かい合わせのシートはデメリットの部分が目立っているような気がします。
ここに4人座る事はあまりよろしくないですし、
普段から見ていると良くて対角に2人、大体は1人のみ座っている事が多く、着席効率の良いシートとは思えなかったのですが・・
なぜJR東日本は、転換クロスシートを採用しないのだろうか?
JRの中だと、JR東日本が今もこのボックスシートを採用している例が多いです。
上の211系のような古い形式の車両だけでなく、
新潟や仙台に走っている新しい車両にも採用されています。
対して、JR東海や西日本は、2人掛けの転換クロスシートを多く採用しています。
新快速電車のような優等列車に限らず、
元々セミクロスシートだったこの形式も転換クロスに改造しています。
これは両社の着席サービスに対する考え方の違いが表れています。
おそらくJR西日本は快適に座ってもらう事に重きを置いていて、
JR東日本は通勤通学時の乗降性・定員などを重視しているのでしょう。
確かに通勤時間帯に新快速に乗ると中には座席があってあまり人が入れないので、
ドア付近がとても混雑するというデメリットがあります。
でもそれが理由で全てロングシートにするならわかるのですが、
ボックスシートにするのなら、転換クロスシートでもいいのではないでしょうか?
中央線や信州地区を走る列車は長い距離を走る列車も多いので、
転換クロスシートだったら嬉しいですよね。
SR1系を転換クロスシート採用の契機にして欲しい。
そんな中、一つの新しい形を示してくれている車両があります。
しなの鉄道のSR1系です。
この車両は新潟地区で使われるE129系と兄弟関係にある車両で、
西武40000系のようなデュアルシートになっています。
しなの鉄道の場合は、「軽井沢リゾート号」などの有料列車運用時のみ、
このようなクロスシートになるようですが、
このように同じ形式の車両でも線区によってシートの向き・配置を変えるなど、
利便性に応じて変化をもたすのもいいと思います。
コロナ以前から、空いていればいいけど、
そこそこ混んできたら知らない人と向かい合って膝を寄せ合って
座らなければいけないシートは個人的にあまりいいものでは無いと思っていました。
ソーシャルディスタンスが叫ばれるこの機会を、
4人掛けボックスシートを見直す契機に出来ないものだろうかと、
ふと思った次第です。
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