こんにちは。
首都圏・乗りたくなる列車名鑑の第二弾です。
今回は、インバウンド需要で一躍その存在価値が上がっている、
富士山に一番近い鉄道・富士急行線です。
富士急線で走っている特急列車たちを一気にご紹介します。
首都圏列車名鑑その2:富士急行線を走る特急車両
前回の東武日光線に続き、2回目は富士急です。
大月から河口湖を結ぶ26.6kmの地方私鉄です。
特急列車の歴史は、1998年に「ふじやま」の運行によりスタート。
その後、JR165系の譲渡により「フジサン特急」の運行が始まり、
その後も線内特急に加え、インバウンド需要の高まりから、
JR線からの直通特急の運転もスタート。
都心から乗換え無しの特急が運転される路線へと変貌しました。
富士急線内特急その1:フジサン特急
先に挙げた通り、フジサン特急はJR165系を譲り受け2002年にデビューしました。
その2000形は既に引退し、現在は小田急より譲渡された8000系1編成が運用中です。
富士山をモチーフにしたキャラクターが外装・シートなどにあしらわれた
派手なデザインになっています。
1号車は展望車両になっていて、指定席です。
大月と河口湖の間を1日2往復しています。
(現在はコロナの影響で運休中)
富士急線内特急その2:富士山ビュー特急
2016年に引退した2000形2編成のうち1編成の後継として
同年4月から運転を始めたのが、富士山ビュー特急です。
元JR東海の371系を譲り受け、水戸岡鋭治氏のデザインにより改造されました。
あさぎり号として富士山の反対側で活躍していた両車両が
富士急線で再びコンビを組んでいるのはなかなか面白いケースですね。
富士山ビュー特急も1日2往復、
フジサン特急と併せて2編成で、大月~河口湖を結んでいます。
現在はコロナウィルスの影響でどちらも運休が続いていますが、
それまでは外国人観光客などで立ち客が出る程の混雑でした。
観光客の増加によって、この線内特急に加え、新たな特急が加わりました。
それがJR線から直通してくるこちらです。
富士急線内特急その3:JR直通特急「富士回遊」E353系
2019年3月より運転を開始したのが、
新宿~河口湖間の直通特急「富士回遊」です。
かつて新宿からの直通急行「かわぐち」がありましたが、
富士急線に直通する定期特急の設定は初めてです。
新宿大月間はかいじ号と併結し、大月より富士急線に乗り入れます。
富士急線内は3両編成で運転されます。
当初は2往復の運転でしたが、2020年の改正で3往復の運転になり、
うち1往復はあずさ号との併結・下りは千葉発となりました。
富士回遊号・富士急線内のみで乗車する場合は?
富士回遊号は新宿や八王子から乗換え無しで富士山・河口湖に行ける列車ですが、
富士急線内のみの利用ももちろん出来ます。
中央線の特急はE353系に統一されてから全席指定になりましたが、
富士急線内では「座席未指定」でのみ利用が出来ます。
中央線内でも座席未指定で乗る事が出来ますが、
富士急線内では座席の指定が受けられない事になっています。
JR線内に乗り継いでいく場合はもちろん指定OKです。
大月~河口湖間は600円で、富士山ビュー特急・フジサン特急の指定席と同料金です。
富士回遊E353系ギャラリー
富士山の麓に、JR東日本の最新鋭の特急車両E353系はよく似合います。
富士回遊号を撮した写真がいくつかあるのであげておきます。
新宿からやってきた富士回遊号は、上り運用までの間、
ここ河口湖で休憩しています。
臨時の富士回遊91号・92号は、E257系500番台での運行
土休日を中心に運転される富士回遊91号・92号は、
房総地区で走っていたE257系500番台が転用されたもので、
E353系より長い5両編成で運転されています。
現在も中央線で臨時特急の運用についているE257系とは、
塗色が違うので中央線内ではレアな車両になります。
土休日にしか見られない列車という事で、
土休日に時間が取りづらい私にとって乗ってみたい列車でした。
富士回遊E257系ギャラリー
大月駅から乗車します。
先頭のLEDは「臨時」、側面のLEDは「特急」でした。
もうこの運用に入ってしばらく経つと思いますが、
行き先・列車名の追加はしないのでしょうか?
房総用の車両と色は似ていますが、一部塗色が変更されている所もあるようです。
例えばこの赤いロゴ。元々は房総半島をモチーフにしたロゴが入っていました。
窓枠付近は黒の塗色も加えられていますね。
富士山駅でもちょっとの停車時間の間に。
河口湖駅は現在、列車のショールームになっている?!
河口湖駅では現在運休中の富士山ビュー特急などが停まっているため、
上り運用を待つJRの車両と並ぶ姿が見られました。
反対側にはフジサン特急がいたので、
この時間は、富士急線内を走る特急車両が
河口湖駅に集結していたという事になります。
地方私鉄とは思えない充実のラインナップですね!
フリーきっぷを買ってお得に列車に乗ろう!
富士急は普通列車もバラエティに富んだ車両が揃っているので、
フリーきっぷを買って何往復もしてしまいたくなります。
ちなみに現在販売している列車用のフリーきっぷは、
2350円で2日間利用可です。
通常時は特急の自由席も乗れるきっぷが2600円であります。
線内の特急が計4往復、直通の特急が3往復と
計7往復の特急が本来なら走っているはずの富士急線ですが、
コロナ禍の影響でフジサン特急・富士山ビュー特急が運休中で
少しさみしくなっています。
賑やかにたくさんのカラーの列車が走る富士急線復活のために
一日も早い収束を願いたいものです。
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