こんにちは。
3月のダイヤ改正まであと3週間ほどになりました。
今回はその改正で変化のある、
東京の青梅線の話題です。
JR青梅線は、東京の立川から奥多摩を結ぶ約37kmの路線です。
立川青梅間は郊外の通勤路線として需要が高く、
中央線快速への直通運転も盛んに行われているのに対し、
青梅奥多摩間は人口の少ない山間部を走り、
行楽の足としての機能も果たしています。
その行楽の足としての変化は、
長年土休日に運転されていたホリデー快速おくたま号が、
青梅止まりになるというところ。
それについては以前に触れているのでそちらをご覧いただくとして、
今回はそれ以外の部分を。
3月18日から供用開始!青梅&河辺の新ホーム
現在グリーン車導入に向け、ホーム延伸工事を行なっている中央線・青梅線ですが、
今回のダイヤ改正より供用される事になっています。
河辺駅は現状の一面二線から一面一線のホームが更に増設され、
青梅駅で完全に運転系統が分離、青梅以西はワンマン運転化。
河辺駅の増設ホームがどう使われるのかはわかりませんが、
もしかすると河辺折り返しの電車が将来的に増えるのかもしれません。
その両端に立川東京方面の列車が停車する事で、
対面乗り換えを常に出来るようになされます。
系統が分断される駅にしてはホームが一つと設備が貧弱な青梅駅でしたが、
これでようやくまともな乗り換え駅らしい設備になりました。
それと引き換えに、立川〜奥多摩を直通する電車が完全に消滅し、
青梅線〜中央線直通電車が増える。
青梅線は今回のダイヤ改正で、中央線快速への直通列車がさらに増えます。
1日を通して20本ほども増発されるようです。
青梅線は確かに中央線沿線とを乗り通す乗客が多く、
青梅特快は特に混雑しています。
そこで青梅線の利用者に対しさらに利便性を上げるために増発という事ですが、
その奥にはさらに別の思惑があるように思います。
それは、現在導入準備中のグリーン車サービスです。
青梅線への直通電車を増やす事で、
グリーン車による増収を見込めると踏んでいるのではないでしょうか?
東京〜拝島は約1時間。
グリーン車は都心〜青梅沿線の快適な足として、きっと重宝する!
例えば東京〜拝島だと快速で1時間近くかかります。
青梅線ユーザー目線で言うと、
東京駅から戻る時、グリーン車があればなあと思う事あるんですよね。
おそらく普通快速でも青梅線直通電車は需要があり、
上り電車は拝島あたりだと既に結構な乗車率になるのではないでしょうか?
中央線の場合、多くの人が乗り降りする立川や八王子に行くには、
特急列車に乗るという選択肢もあります。
日野豊田や高尾にしても、特急降りてせいぜい二駅です。
距離が近いのではという声もありますが、
中央線〜青梅線は距離の割に旅行時間が長いです。
青梅は立川からも30分かかりますので、
そのあたりをJR側も見据えての、今回の直通増発かもしれません。
今後の青梅線がどうなっていくのか、楽しみです。
動画:青梅駅新ホーム供用当日の様子です。
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