こんにちは。
今回は、青梅線の話題です。
青梅線は、中央線の立川を起点として、
東京の西端の町・奥多摩までを結ぶ路線です。
途中の青梅までは、通勤路線として中央線との直通電車も多く走る半面、
青梅から先・奥多摩までは一転、山間部を走るローカル路線となっています。
全線を直通する電車は無く、青梅で完全に運転系統が分かれています。
ほぼ線内各駅停車の青梅線。基本的に、追い抜き設備が無い。
青梅線には、中央線に直通する青梅特快・通勤特快といった種別もありますが、
特快も線内はすべて各駅に停車します。
中央線に入ると加速して、新宿・東京へと急ぎます。
青梅線内で通過駅がある定期列車自体が、
平日の特急おうめ号と、土休日のホリデー快速おくたま号のみです。
線内の利用客も多く、そのまま中央線で都心方面まで行く利用客も多い青梅線。
線内で通過運転をする電車が無いものか疑問に思う事もありますが、
青梅線には、いわゆる”追い越し設備”のある駅が無い事がその大きな理由でしょう。
という事もあり、特急おうめ号もライナー時代から、
青梅線内では先行電車に追いつかないようにゆっくり進んでいます。
それによって、日本一遅い特急の称号を得たりしていますが・・
そんな追い越し設備の無い青梅線ですが、
3月のダイヤ改正から、何気に電車の待ち合わせ・”緩急接続”が行われているんです。
拝島駅で始まった、土休日の緩急接続
それは、土休日の朝に行われています。
ある週末の朝に、拝島駅に行ってきました。
朝9時15分、2番線に青梅行きの電車がやってきました。
青梅線のホームに、いつものように停車します。
そして、ここでしばらく停車をしているのですが、
そこに後続の電車がやってきます。
各駅停車を、ホリデー快速おくたま号が、追い抜く。
この電車は、土休日に運転されるホリデー快速おくたま5号ですが、
私が立っている、五日市線ホームの1番線に入ってきます。
中央線との直通運転が無くなった五日市線ホームの1番線。
ここも12両化の延伸工事がされたのですが、
こういう活用の仕方をするわけですね。
そして、先に来ていた青梅行きより先に、
ショート動画です。
2番線の青梅行きはさらにしばらく停車した後、
9時25分に拝島を発車します。拝島に10分停車していました。
なぜ拝島駅で緩急接続をするようになったのか?
今回はおくたま5号が各駅停車を追い越す様子を観察しましたが、
下りの1号・3号も同じように、拝島で”緩急接続”をしています。
これまでも中央線内では快速との待ち合わせをしていましたが、
青梅線内でも始まったのは、なぜなのでしょう?
これは、青梅線特有の理由があるのではないかと推察します。
拝島で下りのホリデー快速が
先行の各駅停車を待たせて追い抜くようになったのは、
東青梅駅の手前で単線になることが関係していると思われます。
両端に立川方面の電車が停車します。
立川方も東青梅駅の先まで単線のため、
下りの青梅終着の電車が片方のホームに到着すると、
もう一方のホームに停まっている電車が発車します。
という事は、2つ前を走っている電車が東青梅の手前まで折り返して来ないと、
そこから先に入れなくなってしまいます。
通過駅のある特別快速を待たせるわけにいかないので、
途中で1つ前の電車を追い越して、
2つ前の電車が青梅駅にいるうちに青梅駅に到着する必要があります。
河辺駅もホームが増設されたので、河辺駅で追い越してもいいのでしょうが、
拝島で接続すれば緩急接続にもなりますからね。
おそらくそういう理由で、
下りのホリデー快速が各駅停車を追い越すようになったのではないでしょうか。
それが理由であるという根拠に、
上りは緩急接続が行われていないという点があります。
上りは上記の事は関係無いですからね。
こんなどうでもいいと言えばどうでもいい事ですが、
青梅線で緩急接続が行われるという、これまでほとんど無かったレアな光景が、
毎週末見られるようになったよという話題をお送りしました。
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