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北陸新幹線開業。結果論だが、金沢~敦賀はスーパー特急方式がベストだったのでは?

こんにちは。

今回は昨日金沢~敦賀が延伸開業した北陸新幹線の話題です。

 

2015年の金沢開業から9年、

2024年の3月、新幹線がついに福井県に新たに乗り入れました。

これにより、東京と福井が最速3時間弱で結ばれるようになりました。

福井駅新幹線口

新幹線の開業に、福井は盛り上がっている事でしょう。

 

 

私は先週末に福井まで初めて列車で訪れました。

米原駅からしらさぎ号に乗車し、最初で最後の北陸本線での福井旅をしました。

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名古屋・米原と金沢を結ぶしらさぎと、

大阪・京都と金沢を結ぶサンダーバード号は、

北陸特急の役目を終え、

昨日からは大阪・名古屋と新幹線の終点・敦賀を結ぶ連絡特急の役割を

しばらくの間担っていく事になります。

武生駅を出発する特急しらさぎ

 

そこで、今回の新幹線開業に際して課題とされているのが、

敦賀での乗り換え増問題です。

 

東京へは直通になったが、大阪・名古屋へは乗り換え増に!

 

これまでは大阪・京都、名古屋・米原からは、

それぞれサンダーバード号、しらさぎ号が直通で金沢まで結んでいた訳ですが、

新幹線開業後は敦賀で必ず乗り換えが必要になります。

 

乗り換えが増えるものの、所要時間は金沢までは20分ほどの短縮になるようですが、

福井に関してはほぼ変わらずのようです。

 

大阪・名古屋~福井は所要時間ほぼ変わらず、乗り換え・料金が増える事に。

 

敦賀から福井の間は特急だと30分程度で、

間には武生・鯖江といった都市があります。

新幹線の駅は途中に越前たけふという新駅が出来ましたが、

既存の武生駅からは東に4キロほど離れており、鯖江にも駅は出来ません。

 

乗り換えが増えて料金が上がり、所要時間は変わらずという事で、

意外に大阪・名古屋とのアクセスからみると、

福井以南はほとんど北陸新幹線開業のメリットが無いように見えます。

そんなところを感じ取っているのか、新たに開業した「ハピラインふくい」では、

朝夕に敦賀~福井で快速を運転したり、

福井~武生を30分ヘッドでダイヤを組んだりと、

積極的なダイヤ編成をしています。

 

北陸新幹線敦賀まで開業しましたが、

ここから先の開業はかなり先になりそうです。

ルートこそはっきりしてきましたが、着工すらまだ目途が立っていません。

もはや本当に出来るのだろうかという感さえあります。

少なくともしばらくの間は敦賀での新在乗り換えを余儀なくされる訳です。

 

となった時に、何かもっといい方法はなかったのかと思いたくなるものです。

 

 

フル規格ではなく、スーパー特急方式ならば・・

 

完成してしまった今となってはもうこのままいくしかない訳ですが、

少なくとも20年はこの状態が続くと考えた時、

例えば、金沢~敦賀はフル規格の新幹線ではなく、

暫定的に狭軌の新幹線(スーパー特急方式)

にするという方法でもよかったかもしれません。

 

時速160㎞/hほどの運転にはなりますが、

これであれば大阪や名古屋から新在直通をさせられました。

加えて湖西線を160㎞/hで運転可能に少し工事をすれば、

大阪~金沢間を敦賀乗り換えフル規格に対し10分以内の差に留められたでしょう。

名古屋からも大阪からも乗り換え無しでいけますと。

北陸本線から北陸新幹線の高架を望む

大阪延伸の工事が進んできたところで、フル規格化工事に取り掛かり、

一時特急は在来線経由に戻すという感じです。

 

 

建設・工事費用が余計にかかってしまうかとも思いますが、

おそらく開業して20年とか先の話になるので、施設更新時期と重なるくらいで

ちょうどいい頃合いになったかもしれません。

 

在来線経由の北陸直通特急を用意してもいいのでは?

 

上の案はもう妄想に過ぎない案ですが、

これはやろうと思えば出来る案として、

1日数本でもいいので、大阪~北陸の直通在来線特急も走らせたらどうでしょう?

これは会社の利益がとかではなく、利用者の利便性のためにです。

 

例えば金沢~和倉温泉を新幹線開業後も走る特急「能登かがり火」を、

1日1.2往復でもいいので大阪から走らせます。

間の第三セクターへの利益になり、JR西日本にはあまり利益にはなりませんが、

不便を強いる利用者へのお詫びだと思ってこういう列車も走らせるというのも、

必要な事ではないでしょうか?

 

東京目線からだと便利になった福井・敦賀への移動ですが、

反対側には元々よりつながりの深い都市圏があるにもかかわらず、

そちらとのアクセス利便性は多少低下してしまうという

皮肉な状況をつくり出しました。

 

観光客の流れが今後どう変わっていくのか、注目してみたいところです。

 

 

 

 

 

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