子供の頃の鉄道好きが復活した

YouTubeで動画も公開中!https://www.youtube.com/@noritetsu46

ニューレッドアロー以外にもある!去就が気になる首都圏私鉄の特急型車両

みなさんこんにちは。

今回は、今後の去就が気になる、首都圏の私鉄特急用車両を取り上げます。

 

先日、西武鉄道のニューレッドアロー・10000系を、

今後置き換えていくというプレスリリースがありました。

 

noritetsu46.hatenablog.com

 

JRでも、昨年に1990年前後に製造された651系電車が全廃になり、

今年も255系が定期運用から撤退、

185系も残る車両ももうすぐ廃車になるのでは?という噂もあります。

 

製造から30年が経過してきた西武のニューレッドアローが置き換えになるという事で、

同年代に製造された他の大手私鉄保有する

特急型車両の今後の去就も気になってきました。

そこで今回は、そんな特急型車両を3つほど、

ピックアップしてその魅力と今後の展望をしてみたいと思います。

 

動画はこちらです。

youtu.be

 

1.東武100系スペーシア

まずは、現在首都圏で最も古くから定期運用されている、

東武の看板特急・100系スペーシアです。

東武100系スペーシア(日光詣塗色)
東武日光線柳生~板倉東洋大前にて

1990年より営業運転を開始し、

現在に至るまで東武日光線鬼怒川線の看板特急として活躍しています。

製造から30年以上が経つ今でも

そのスタイルや余裕のある内装・シートは古さを感じさせず、

100系のシート。シートピッチ1100㎜と、JRグリーン車並みの広さを誇る。

走るその姿は美しく、見る人を魅了します。

2006年春からは、JRとの直通運転を開始し、

より多くの人の目に触れる機会が多くなりました。

間違いなく、歴史に残る特急型車両ではないかと思います。

JR宇都宮線 東鷲宮~栗橋にて

DRCリバイバル塗装車(小菅駅にて)




そんな100系電車ですが、後継車両としてN100系「スペーシアX」が

2023年にデビューし、今後の去就が気になってきました。

現に2022年・2023年に1編成ずつ廃車になっており、

反対にN100系は2024年に2編成が増備され、1日6往復体制となっています。

スカイツリーをバックに走るN100系「スペーシアX」

人気も上々で、順次置き換えが確実に。
姫宮~東武動物公園にて。



いずれは100系がすべてN100系に置き換わるのだろうと予想が出来ますが、

JRにも現在乗り入れています。

100系が引退する時に、JR東武直通がN100系に引き継がれるのでしょうか。

また、JR側から乗り入れてくる253系電車はその時どうなるのでしょうか。

JRから東武に乗り入れる253系電車。
こちらもどうなるのだろうか?

そんなところも気になりますね。

いずれにしても、100系の活躍をみられるのもこの先そこまで長くないでしょうから、

その活躍を今のうちにしっかりおさめておきたいところです。

 

2.東武200系「りょうもう

次も東武の200系・りょうもう号です。

スペーシア100系と同じ1990年から1998年にかけて製造された車両です。

流線形のボディが特徴的な、東武伊勢崎線系統の特急型車両です。

東武200系「りょうもう
東武伊勢崎線茂林寺駅付近にて

元々は急行として走っていたりょうもう号の1800系電車を置き換えるためにつくられ、

200系に統一されたところで現在の特急へと格上げとなり今に至っています。

 

1800系リバイバル塗装車

そんな200系電車ですが、

1998年に新造された250型を除く、200型と呼ばれる車両は、

実はスペーシアの先代・DRC1720系の台車など機器を更新した、

いわゆる改造車で全くの新造品ではありません。

そのため、古いものでは製造から60年以上が経過した車両です。

それでも西武10000系のように大きなモーター音をさせる事はなく、

特急列車らしい静粛性は今も通用するものではあります。

200系の車内。



しかし、2017年に500系電車「リバティ」がデビューし、

りょうもう号も置き換えが進んでいます。

東武500系「リバティ」
スカイツリーライン鐘ヶ淵~堀切にて

しかし、2024年の現在でも伊勢崎線系統の特急の半数が

200系電車による運用となっており、走る姿をみる機会は多いです。

伊勢崎線の特急は都心と両毛地域を結ぶ足として根強く、

利用者も多い事で3両で運用される事もあるリバティだと

供給不足に陥るケースが出ています。

500系の増備が充分に進むまで、6両編成の200系は座席の安定供給に

まだまだ欠かせない存在であると言えそうです。

赤城駅を出発するりょうもう号。流線型の前面がカッコいい!

 

3.小田急30000形「EXE」

 

3つ目は小田急の30000形電車「EXE」です。

30000形と言えば、特急ロマンスカーで伝統となっていた、

前面展望席が設けられていない車両として、

1996年にデビューしました。

小田急30000形「EXE」(右・南新宿駅にて)

非貫通先頭車。6両+4両の分割編成で最大10両で運転され、
それまでのロマンスカーに比べ輸送力が大幅にアップした。


当初は前面展望席の無いロマンスカーという事で賛否が分かれましたが、

それまでの箱根観光中心の輸送から、

沿線の通勤など日常利用の増加にあわせた輸送形態をとる事とした結果、

これまでの11両連接車から20メートル車の展望席が無い車両の採用に至りました。

NSE3100形。展望席が初めて採用された車両。

これまで連接車の固定編成だったロマンスカーが、

6両+4両という分割併合が出来るようになり、

運用時間帯にあわせての柔軟な運用や、

小田原&江ノ島への併合運転も可能にしました。

30000形では、分割併合が可能に。
貫通扉のある先頭車同士で行き来も可能に。



実際に現在、小田急ロマンスカー

新宿や小田原から沿線の各駅を利用する乗客に多く利用され、

年々途中停車駅も増えていますが、

ロマンスカーの利用形態をこのように変化させた立役者がEXEだと言えるでしょう。

その間にも展望車付きのVSEGSEがデビューしましたが、

同じく6+4の運用が可能な60000形MSEもデビューしています。

60000形「MSE」
EXEのDNAを継ぎ、東京メトロやJR御殿場線に乗り入れも行うマルチな汎用特急だ。



現存のロマンスカーの中で最も古い形式となった30000形ですが、

2017年からはリニューアル工事が順次施されました。

30000形リニューアル車「EXEα」

 

画像で比べる、EXEとEXEαの違い

EXE(未更新車)のサイドビュー&サイドロゴ

リニューアル車・EXEαのサイドビュー&サイドロゴ

EXEの車内

EXEαの車内

 

EXEのシート

EXEα(更新車)のシート。
座り心地はGSEやMSEよりむしろいいのではと感じる。


リニューアル工事がされた車両は「EXEα」として現在も主力として活躍していますが、

まだ2編成だけリニューアル工事を受けないまま走っている編成があります。

この2編成が今後リニューアルを受けていくのか、

それとも新しい車両のデビューがあり、それに伴い引退となるのかというのは、

今後の興味をそそるところではないかと思います。

 

という事で、首都圏の私鉄有料特急車両・その去就が気になるものを

ピックアップしてみました。

今回取り上げた3種の車両はどれも、

両社の特急列車の歴史に大きな軌跡を残した重要な車両だというのが読み取れました。

あとどのくらい活躍するのか気になるところですが、

どれも今も古さを感じさせない、カッコいい列車たちです。

 

 

 

 

 

 

ブログランキング参加中です。ボタンをポチッと応援お願いいたします。

 

 

 

鉄道コム

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村