こんにちは。
今回は前回までの旅の続き・2日目です。
東京・八王子からあずさ・しなの・近鉄と、
在来線特急を乗り継いで大阪・難波まで行き、
そこからさらに和歌山まで来ました。
2日目は和歌山から四国・徳島に向かいます。
南海四国ライン!和歌山~徳島片道2時間フェリーの旅
旅のスタートは、南海和歌山市駅です。
大阪・なんばからやってくる南海線の多くの列車が終着となるこの駅ですが、
もう一駅先・和歌山港駅まで線路は続いています。
和歌山市~和歌山港までの一区間は「南海和歌山港線」という名称で、
船の時間に合わせて列車が運行されています。
8:13 和歌山市発
8:17 和歌山港着
駅と港が直結!和歌山港
この列車に乗って隣の和歌山港駅まで行くと、
そこから徳島行のフェリーが出ており、徳島まで渡る事が出来ます。
駅とフェリー乗り場は連絡通路でつながっており、
ほんの2~3分でフェリーに乗船する事が出来ます。
南海フェリーが運航しているという事もあって、
乗り換えが便利で列車との接続もはかられています。
電車賃が実質タダ!?電車+フェリーのセット券「好きっぷ」
今回このフェリーで徳島に向かうのに使ったきっぷが、
「とくしま好きっぷ」という企画乗車券です。
大阪~徳島最安値の移動手段
南海電車と南海フェリーの乗車券・乗船券がセットになったきっぷなのですが、
驚くのはその値段です。
通常、和歌山港~徳島港までのフェリー運賃が2,200円ですが、
このきっぷは南海電車の分を含めて2,200円!
つまり実質電車賃はサービスという形になります。
行きは和歌山市から買ったので一駅分の電車賃がお得になったのですが、
このきっぷは難波から(難波まで)買っても同じ値段です。
難波まで900円以上する電車賃がお得になるのです!
かつてはこの大阪~和歌山~徳島のルートは四国への主要ルートだったそうですが、
現在は大阪~徳島の移動は明石海峡大橋・大鳴門橋経由の高速バスが主流です。
バスは所要時間3時間で、対してこのルートは1時間くらい余分にかかりますが、
バスは3,800円なので、2,200円というのは破格値ではないでしょうか?
個人的には狭いバスより広くて快適な列車&船の方がいいですね。
8:30 南海フェリーかつらぎ 徳島港行き
電車を降りて10分ちょっとで出発です。
甲板の上は強風で寒かったですが、
船の旅の醍醐味はやはり外に出て景色を楽しめるところですね!
行きに乗った「かつらぎ」は、
ちょっと船内が狭かったようでした。
椅子席はここだけで、あとは前にカーペットと机の席が少しある位です。
所要時間は約2時間です。
風は強かったですが内海なので船はほとんど揺れません。
10:35 徳島港到着
徳島県に初上陸です。
自身43都道府県目の訪問になります。
ここから夕方の帰りまでどこに行こうかと考えて、
鳴門に行ってみる事にしました。
列車とバスを乗り継いで行きます。
鳴門公園からの景色は絶景でした!
バスで徳島に戻り、昨日に続いてラーメンを食します。
動画もあります、ぜひ!
徳島~大阪 和歌山港直結・特急サザンの指定席で帰る
徳島港に戻り、帰りのフェリーに乗ります。
帰りも好きっぷを使います。
帰りは難波まで行きます。
18:55 南海フェリーあい 和歌山港行き
帰りは夜の海を進みます。
あいの船内はかつらぎよりは広く、
先頭部分に椅子の客席が設けられています。
なお、どちらの船も500円ほどでグリーン席にも座る事が出来ます。
21:05 和歌山港着
和歌山港に到着し、ここからは列車に乗っていくのですが、
この船に接続する列車は、難波行きの特急・サザン号です。
ロングシート車4両+リクライニングシート4両のカオス特急・サザン
難波と和歌山を結ぶ南海特急サザンは、その編成が独特です。
運賃だけで乗れるロングシートの普通車4両と、
座席指定料金が必要なリクライニングシートの車両4両が併結された8両で運転されています。
特別料金が必要な車両が連結されている列車は他にも
名鉄の特急やJR東日本の普通列車グリーン車などがありますが、
それぞれ特別車両の割合は普通車に比べて少ないです。
(名鉄は6両のうち2両、JRのグリーン車は10・15両のうち2両)
しかし南海サザンは割合が1:1です。
普通車がいつも混雑しないのでしょうか?
どちらかというと、特急列車に普通の車両を付けて走っているような感じなのでしょうかね。
21:25 特急サザン64号 難波行き
サザンの特急券は、ネットでも買うことが出来るので、
船に乗る前にこの列車の予約をしておきました。
和歌山市~難波は520円と料金もお手頃です。
20分ほどの連絡で、和歌山港を出発します。
サザン号は難波~和歌山市をほぼ30分おきに運転されている阪和特急ですが、
一部の列車が和歌山港まで運転されていて、フェリーに連絡しています。
和歌山港行きのサザンは四国連絡特急の役目を果たしています。
平日は3往復、土休日は2往復が和歌山港まで直通します。
和歌山港発着サザン号&接続フェリー一覧
平日(下り)
サザン9号 難波9:10 和歌山港10:15 フェリー10:35 徳島港 12:50
サザン43号 難波17:40 和歌山港18:45 フェリー19:15 徳島港 21:25
サザン53号 難波20:10 和歌山港21:17 フェリー21:40 徳島港 23:55
平日(上り)
徳島港 8:00 和歌山港10:10 サザン20号 10:23 難波11:29
徳島港 16:30 和歌山港18:35 サザン54号 18:53 難波20:02
徳島港 18:55 和歌山港21:05 サザン64号 21:25 難波22:32
土休日(下り)
サザン1号 難波7:10 和歌山港8:14 フェリー8:30 徳島港 10:35
サザン9号 難波9:10 和歌山港10:15 フェリー10:35 徳島港 12:50
土休日(上り)
徳島港 5:35 和歌山港7:50 サザン12号 8:23 難波9:32
徳島港 8:00 和歌山港10:10 サザン20号 10:23 難波11:29
22:32 難波到着
普通車も空いている時間帯なので指定席は終始ガラガラでしたが、
おかげで快適でした。
今回は行き帰りとも阪和間が夜の移動だったので、
次回は昼間にぜひ乗ってみたいところです。
新宿~徳島が在来線特急&フェリーだけで乗り継げるルート!
今回2日目までに使ったルートで行くと、
在来線特急を4本乗り継いで徳島に行く事が出来ます。
私は和歌山に立ち寄ったので、今回は使いませんでしたが、
下のスケジュールで当日中にも新宿~徳島の移動が出来ます。
①新宿~塩尻 特急あずさ5号 8:00~10:27
②塩尻~名古屋 特急しなの8号 11:03~13:01
③名古屋~難波 特急ひのとり64列車 14:00~16:08
③難波~和歌山港 特急サザン43号 17:40~18:45
ただ個人的には途中難波で1泊して、
朝のサザンで徳島に向かう方が景色もより楽しめるのではと思います。
こんな旅の仕方もあるよという事で、ご紹介しました。
お時間のある方はやってみてはいかがでしょうか?
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