こんにちは。
青春18きっぷシーズンも佳境に入ってきました。
今回は18きっぷで楽しめる快適な旅の話題です。
平日限定・静岡→東京の列車旅です。
東京静岡間の移動は列車なら新幹線が一般的です。
ひかり号で約1時間・こだま号でも1時間20分ほどです。
時間短縮には大きく貢献しますが、
自由席で2,530円追加が必要でもあります。
安く済ませるならば普通列車を乗り継ぐ方法もありますが、
ロングシートに延々揺られて両駅間を乗り継ぐのは、
鉄道マニアでも無いとなかなか至難の業です。
東京~静岡を在来線で快適移動!特急東海号を想記させる乗り継ぎ旅
2007年までは、1日2往復両駅を結ぶ特急東海号が走っていました。
急行時代は所要時間3時間・特急になると2時間20分で結んでいました。
新幹線が開業してからもずっと走り続けていた貴重な存在でした。
今回は、東海道線のルートで、
特急東海号気分を味わいながら
静岡から東京まで移動する方法をご紹介します。
列車① 静岡~沼津
旅行にも便利な「ホームライナー号」を利用しよう!
静岡駅夕方5時50分。
ホームにこちらの列車が入ってきました。
先述の特急東海号もこちらの車両で東京まで乗り入れていました。
先頭には「ホームライナー」の絵入りマークです。
こちらの「ホームライナー沼津4号」で沼津まで向かいます。
静岡地区を走るホームライナー号は、
沼津~浜松を毎日走る3号がYouTubeなどでもよく取り上げられていますが、
(私も何回か乗った事があり、とても快適でした)
その他にも利用価値の高いホームライナー号はあります。
18時・静岡発
18時ちょうどに静岡を発車します。
こちらの列車は乗車券の他に乗車整理券が必要です。
しかしその料金は330円と、特急に乗るのに比べお得です。
スピードを出しながら多くの駅を通過し、
途中停車駅は清水と富士のみという、
かつての特急東海号と同じ停車駅で進みます。
そして18時42分、終点沼津に到着します。
快適でこのまま東京まで連れていって欲しいぐらいですが、
ここで残念ながら終点です。
しかし、こちらの列車を見事にリレーしてくれる列車が、
沼津駅で既に待ってくれています。
それがこちらの列車です。
列車② 沼津~東京
沼津まで直通する、グリーン車つきの普通列車に乗る!
基本的には熱海が終点ですが、
朝夕の時間帯には一部がここ沼津まで直通してきます。
リクライニングシート完備のグリーン車が必ず連結されています。
こちらを使えば、特急列車で旅をしているような気分を
再び味わいながら東京まで向かう事が出来ます。
19:03 沼津発
19:22 熱海着
沼津からグリーン車に乗る場合には、
ちょっと注意が必要です。
JR東日本管内と違って、ホームにグリーン券券売機がありません。
ですので、乗車前に駅の窓口でグリーン券を買っておく必要があります。
そうでないと、車内料金になって2割高い料金を払う必要があります。
もし事前に買えなかった場合はこんな方法もあります。
この列車の場合は、19:22に熱海に着くと5分停車時間があります。
その間にグリーン券をホームで買う事が出来ます。
熱海までは普通車に揺られ、
熱海からグリーン車でというのも選択肢の一つでしょう。
19:27 熱海発
19:48 小田原着
その後もぐんぐん進んでいきます。
20:41 横浜着
20:58 品川着
そして、21時をまわったところで東京に到着します。
21:08 東京着
この列車はこの先栃木県の小金井まで向かいます。
2つの列車を乗り継いでの所要時間は3時間8分です。
かつての急行東海号ほどの所要時間です。
急行時代は硬いボックスシートだったはずですから、
リクライニングシートでの移動は当時より快適なはずです。
追加料金は1,330円で、新幹線の約半額です。
時間はかかりますが、ゆっくり快適に列車の旅を楽しむ事が出来るので、
非常におすすめのルートです。
ただ、ホームライナー沼津4号が平日にしか運転されないので、
平日限定の旅にはなってしまいますが・・・
平日の旅行や、出張帰りにゆっくり旅行気分をという時に、
トライしてみてはいかがでしょうか?
動画でもどうぞ。
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