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充実のラインナップ!JR中央東線の特急列車

こんにちは。

 

今回はJR中央東線の特急についての話題です。

 

 

JR中央東線を走る特急と言えば、

現在はE353系で統一されています。

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E353系(鳥沢~猿橋

 

E353系電車は、E351系やE257系を置き換える目的で、

2017年から運用を始めました。

2019年からは全てがE353系に統一されています。

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初狩駅付近を走るE353系

この車両に統一されると同時に、全車指定席制になりました。

自由席に比べると値上げになりましたが、

その分指定席は値下げになりました。

 

中央線特急 指定席料金

50kmまで 760円

100kmまで 1,020円

150kmまで 1,580円

200kmまで 2,240円

300kmまで 2,550円

(いずれも事前料金)

 

普通列車グリーン車と同じく、車内で特急券を買うと割高になります。

購入済みの座席は頭上にあるランプが緑色に点灯するので、

検札を省く事が出来るというメリットがあるようです。

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頭上のランプが赤だと空席。緑色は予約済み。黄色は「もうすぐ来ます」

個人的にはこの料金体系は、普通列車グリーン車とほぼ同じ料金なので、

よかったのではないかと思います。

 

中央線特急のラインナップ

 

中央線は、JR東日本の路線の中でも最も多く特急列車の走っている線区の1つです。

愛称も5種類とバラエティに富んでいます。

今回のダイヤ改正で、少し本数や停車駅が変わりました。

 

 

1.あずさ

 

千葉・東京・新宿~松本・南小谷

走行距離:225.1km(新宿~松本)

運行本数 16往復

主な停車駅:立川・八王子・大月(一部)・甲府・茅野・上諏訪塩尻

 

主に新宿と長野県の松本を結ぶのが、

中央線特急のエース的存在・あずさ号です。

現在の中央線特急の中でも一番歴史が古く、

1966年から運転しています。

 

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あずさ17号(相模湖駅にて)

新宿松本間を2時間30分前後で結びます。

東京駅発着の列車もあるほか、

1往復千葉発着の列車と、大糸線南小谷まで行く列車もあります。

 

 

2.かいじ

 

東京・新宿~甲府竜王

走行距離:123.8km(新宿~甲府

運行本数:14往復

停車駅:立川・八王子・大月・塩山・山梨市・石和温泉甲府

 

あずさに対して、途中山梨県甲府までを結ぶのがかいじ号です。

1988年から運転が始まっています。

あずさより停車駅が多く、山梨県内の駅に多く停車します。

朝夕は甲府の隣・竜王まで運転されます。

かつては三鷹にも停車していましたが、現在は全列車通過となりました。

あずさと併せると新宿~甲府間は30分間隔でダイヤが組まれています。

主に新宿発0分があずさ・30分がかいじというパターンでダイヤが組まれています。

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甲斐大和駅

かいじ号の動画アップしました。

youtu.be




今回のダイヤ改正で、あずさ2往復が甲府止まり・かいじに変更になりました。

 

3.富士回遊

 

千葉・新宿~河口湖

走行距離:103.4km(新宿~河口湖)

運行本数:3往復

停車駅:立川・八王子・大月・都留文科大学前・下吉田・富士山・富士急ハイランド

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富士回遊46号(大月駅付近)



外国人観光客の増加により、2019年に運転を開始しました。

富士急行線の河口湖まで乗り入れる初めての定期特急列車です。

大月まではあずさ・かいじと併結されて走行し、

大月で分割されて3両編成で富士急線に乗り入れます。

下り1本は千葉発のあずさに併結されています。

富士急線内は線内運用の「富士山ビュー特急」「フジサン特急」も併せると

1日7往復(土休日)特急が走っています。

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富士急8500系「富士山ビュー特急」(三つ峠~寿)

 

4.はちおうじ・おうめ

 

はちおうじ

東京~八王子

走行距離:47.4km

運行本数:下り3本 上り2本

停車駅:新宿・立川

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八王子駅に到着したはちおうじ5号(左)とあずさ60号

 

おうめ

東京~青梅

走行距離:56.0km

運行本数:下り2本 上り1本

停車駅:新宿・立川・拝島・河辺

 

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拝島駅を出発するおうめ1号

通勤ライナーを格上げして2019年に登場したのが、

通勤特急「はちおうじ」と「おうめ」です。

 

夕方・夜に下りが、朝に上りが運転される通勤特急で、

土休日には運休となっています。

 

ライナー時代は高尾行きもありましたが、現在は全列車八王子止まりです。

おうめ号は青梅線初の定期特急列車として、下り2本上り1本が運転されています。

今回のダイヤ改正で、はちおうじ号の下り列車が3本に減少になりました。

 

他にも朝夕に走っている成田エクスプレスを加えれば、

6種類の愛称の特急が走っている事になります。

 

 

中央線快速にグリーン車が設定されると、特急との関係は?

 

ここからは、中央線特急と同じ線路を走る快速電車の話題を絡めます。

そんな充実したダイヤを組む中央線特急ですが、

さらに着席サービスの拡充が2023年度末に図られます。

中央線快速電車に導入される、普通列車グリーン車です。

 

 

快速電車にグリーン車が導入されると、

中央線の特急列車にも少なからず影響が出るのではないでしょうか。

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グリーン車の車内(E235系

特急の短距離利用者が、グリーン車に流れる?

 

出そうな影響としては、

現在新宿から立川・八王子の短距離で特急を利用していた客が、

中央特快のグリーン車に多少流れるかもしれませんね。

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E233系中央特快 2階建てグリーン車が連結される日も近い。

新宿~八王子間は特急と特快の所要時間がそれほど変わらず、

15分おきに来る特快が先に来れば先に到着する事が多いので、

グリーン車に乗った方がいいケースも多そうです。

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立川~日野

また、新宿始発の特急に対し、東京始発なので、

新宿以東の利用者にとってはより便利です。

東京から特快に乗って、八王子で特急に乗り換えるケースも選択肢にあがります。

 

 

夕方のはちおうじ・おうめ号はどうなる?

 

東海道線高崎線でも夕方や朝の時間帯は、特急が走っていますが、

中央線の通勤特急・はちおうじ号・おうめ号はどうなるのでしょう?

他の線区に比べて距離が短く、遅い快速電車に行く手を阻まれ

スピードが遅いので、グリーン車が快速電車に連結された時、

特急を利用するメリットは指定席である事だけです。

こうなると、場合によっては廃止に追い込まれる事もありそうです。

 

 

 

2023年度末に迫る、中央線快速のグリーン車サービス。

実施後は、リクライニングシートが連結された列車が

日本で最も過密に運転されるダイヤが組まれる事になります。

 

日本でも有数の過密ダイヤで、混雑路線でもある中央線。

ここにグリーン車が連結されるとどうなっていくのか、

今から興味は尽きないところです。

 

 

 

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