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横須賀・総武快速線のE235系1000番台が全てロングシートの、納得の理由

こんにちは。

今回はE235系に置き換えが進んでいる、

総武快速線横須賀線についての話題をお送りします。

横須賀・総武快速線用のE235系1000番台

 

 

セミクロスシートが新型車両には無い。なぜ?


横須賀線総武快速線は、1980年の横須賀線東京乗り入れを機に、

相互乗り入れ運転を開始しました。

その際に、現在の新川崎経由の、品鶴線ルートに変更になっています。

 

 


そんな両線は、現在車両の置き換えが進んでいます。

1994年から30年近くに渡って運行されていたE217系から、

山手線と同じ、最新型の通勤型車両・E235系へと順次置き換えられています。

こちらのE235系、先代のE217系や、さらにその前の113系と違うのが、

普通車が全てロングシートになっているところです。

E235系の普通車は全てロングシートに。




E217系は一部車両が、113系は全てがセミクロスシートになっていましたが、

最新のE235系では全てロングシートです。


東海道線などのE233系は一部にセミクロスシートが残っているのに、

なぜなのか

という疑問もわきます。


しかし、横須賀線総武快速線の位置づけを知ると、

新型車両が全てロングシートになる、納得の理由が見えてきました。

 

横須賀線総武快速線ロングシートなのは当然!それは・・

 

JR大船駅で、横須賀線のホームで電車が到着する際の案内板をみてみました。

すると、湘南新宿ラインの電車が到着する時は、

「列車がまいります」と案内がされているのに対し、

横須賀線の電車が到着する時は「電車がまいります」と案内されていました。

湘南新宿ラインの接近時は「列車」だが、

横須賀線の接近時は「電車」

 

東京近郊のJR線には、「電車特定区間」というのが設けられており、

運賃が少し安く設定されています。

この区間の中を走る路線は、電車として扱われ、

それより外まで走るものは列車として扱われるようです。

 


横須賀線久里浜から総武線の千葉までの区間は、

全てが電車特定区間に含まれるので、電車という事のようです。

 

電車という事ならば、京浜東北線中央快速線と同じ位置づけです。

ならば、全てロングシートであるのは何ら違和感がありません。

 

近郊型の113系を使用していた事で、「誤解」していた。

 


しかし、私もそうだったのですが、

横須賀・総武快速線が「電車」ではなく「列車」だと認識していたという人も、

いらっしゃるのではないでしょうか。

それは、使っていた車両が原因ではないでしょうか。

 


国鉄の時代に「国電」と呼ばれていた路線。

山手線や京浜東北線中央快速線などの路線ですが、

いわゆる103系などの通勤型電車が使用されていました。

国鉄時代、「国電」は4ドアの通勤型電車が使用されていたが、



しかし、横須賀・総武快速線は、

東海道線と色違いなだけの近郊型電車・113系が使用されていました。

横須賀・総武快速線は「スカ色」と言われる113系近郊型電車を使用していた。



他の中距離路線に先駆け、グリーン車の連結がされていたこともあり、

東海道線東北線と同じ括りの路線と思い込んでいたのかもしれません。

実は列車の顔をした電車だったという事のようです。


電車特定区間が設定されたのは、1984年の事で、
その頃はすでに両線には113系が使われていました。

東京から房総方面に直通する列車も当時から多くあり、

中距離列車としての側面も実際にあった事も、

近郊型電車が使われていた理由だったのでしょう。

しかし、横須賀・総武快速線は、沿線の人口増加により、

通勤路線としての重要性が高まります。


そこで、東海道線などに既に投入されていた211系ではなく、

新たに新造された、4ドアのE217系が投入されました。

長らく両線で活躍している、両線独自の車両・E217系

先頭車付近にセミクロスシートが残されたものの、

この流れは近郊型電車が走る東海道線などの路線にも受け継がれます。

東海道線E231系も近郊型ながら、4ドアに。
E217系の流れを組む車両と言える。



そして、E235系が2020年に運転開始。

グリーン車を除き、全てロングシートのこの車両に置き換わる事を持って、

横須賀・総武快速線が「通勤電車路線」に完全に移行する事になるのでしょう。

 

 

そういう理由ならば、

横須賀・総武快速線のオールロングシート化は納得出来るものですね。

 

中長距離の移動にはグリーン車が引き続きありますので、

こちらを使ってねという事なのでしょう。

 

途中で列車に変わる、総武快速線の房総直通列車。

 

横須賀線は、久里浜まで電車区間なので、終点まで電車ですが、

総武線側は千葉から先・外房線内房線、成田空港方面に直通します。

これらの列車は、千葉で列車番号が変わり、列車と電車が入れ替わります。

総武本線物井駅に到着するE235系快速

君津・上総一ノ宮・成田空港と、

東京から1.5時間あまりのところまでカバーする列車でもありますので、

実際に「中距離列車」としての役割も担う存在です。

中距離移動には、快適なグリーン車がおすすめ!

先日この記事のために取材をしに行った時も、

グリーン車への乗車率は非常に高かったように思いました。

新しくより快適なグリーン車も、

今後の両線の売りにしばらくはなっていく事でしょう。

 

 

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