こんにちは。
今回はタイトルにもある通り、首都圏唯一の有料急行を取り上げます。
動画でもご覧いただけます。
急行料金210円。ボックスシートの急行列車。
JRから有料急行が無くなって久しいですが、
私鉄においては急行は課金が必要の無い列車がほとんどで、
急行列車=追加料金を払う という図式は過去の物になりつつあります。
そんな中、埼玉県を走る秩父鉄道に、
4月から有料急行「秩父路」が復活しました。
コロナ禍の影響で一部区間の運転を取りやめ、
再開後もPASMO導入キャンペーンを理由に無料で乗車が可能でしたが、
4月1日から有料に戻ったという訳です。
特にそれを意識していた訳ではありませんが、
有料化初日に、急行秩父路に羽生まで乗車してきました。
埼玉メガループ。有料列車の旅が土休日は可能!
40分ほどで西武秩父に到着です。
この日はSL「パレオエクスプレス」も運転をしており、
列車はもちろん、沿道にも多く人が見物をしていました。
このSLが熊谷方面に行ってから20分後くらいに、
土休日には影森発の羽生行き急行秩父路が運転されます。
3月のダイヤ改正から、一時運転を取りやめていた熊谷~羽生での急行運転も復活。
隣の影森駅始発という事で、そんなに乗客はおらず、
一番後ろの「展望席」に座る事が出来ました。
(そんな席がある事も知りませんでしたが・・)
急行秩父路は、急行料金200円が必要ですが、
全席自由席です。
使用する車両は、6000系。
3ドアの真ん中のドアをつぶして2ドアに改造しています。
元々通勤型の電車だったのを急行列車に改造するというユニークな電車です。
そしてこの改造に使われたシートが、西武レッドアロー10000系の流用品!
6000系は外も中もお下がりです。
運転席直後の「展望席」は、少し腰を上げないと見えづらいですが、
こんな感じで後面(前面)展望が望めます。
シートは西武10000系がシートをリニューアルした際に出た流用品で、
だいぶくたびれた感はあります。
運転席の後ろ以外は向かい合わせのボックスシートですが、
そこも少しリクライニングをし、シートの間隔も十分なので、
昔の急行列車に比べると座り心地は断然こちらの方がいいです!
ちゃんとテーブルもつけてくれています。
熊谷で多くの乗客が降りたので、電動車に移ります。
モーター音が車内に響き渡ります。
乗る前のイメージはオンボロ急行でしたが、
実際乗ってみると、確かに古い車両の魔改造ですが、
味があって結構いいなとおもいました。
秩父線は横断路線で長い距離を乗る乗客が比較的少なく、
意外に混まない列車のようですので、乗ってみてはいかがでしょうか?
羽生 16:11着
1時間20分ほどで、終点の羽生です。
東武伊勢崎線との乗換駅です。
上りのリバティりょうもう32号と15分ほどの待ち合わせで乗り継げます。
これで秩父~浅草の乗り継ぎも可能という事です。
伊勢崎線のりょうもう号にも新型の500系が増えてきています。
それに伴い特急料金も高くなってきていますが、
実際今回初めて乗ってみると、車内がキレイです。
羽生からちょうど1時間ほどで浅草に着きます。
浅草 17:25着
こうして、秩父鉄道の急行秩父路が有料急行として復活したことで、
東京と埼玉だけで、有料特急・急行の乗り継ぎ旅が出来るようになりました。
年季の入った急行を間に挟んで、西武・東武の新鋭特急を行きかえりに乗る。
日帰りで出来る面白い列車旅なのではないでしょうか?
都心~秩父の有料列車乗り継ぎ旅:行程
池袋:特急ちちぶ号 12:30までの列車に乗る。西武秩父13:47着
羽生:特急リバティりょうもう32号 16:25発 浅草17:25着
※熊谷15:51着で降車すれば、
ブログランキング参加中!