こんにちは。
「快速アーバン・ラビット」についてです。
少し前に、朝の時間の下りに2本設定されている、
高崎線の快速「アーバン」に乗車しました。
休日の下り列車のグリーン車は、高崎までずっと高い乗車率で、
終点の高崎でたくさんの乗客が降りて、さらに先へと乗り換えていきました。
1980年代、JR創世期に登場!
1980年代末期から走りはじめている割と老舗になってきた、
愛称付きの快速です。
宇都宮線のラビットが、当時走っていた「新特急なすの」の
乗車率が低い昼間の便を置き換える形で1988年に誕生し、
それが好評だった事で、高崎線にも翌年快速アーバンを投入しました。
2004年には昼間の便が湘南新宿ライン直通列車になり、
快速アーバン・ラビットは絶滅も危惧されましたが、
2021年に夕方の通勤快速が快速アーバン・ラビットに変更になり、今に至ります。
現在は朝と夕方の下りと、夕方の上りが運転されています。
そんな快速アーバン・ラビットですが、今や多くの列車が東海道線に直通する
「上野東京ライン」の電車の今、上野発着をメインにする貴重な列車です。
常磐線の特急もすべて品川発着になってしまった今、
上野を始発着とする列車は本当に数が少なく、
愛称がついた定期列車は、快速アーバン・ラビットと、
快速アーバン・ラビットが今も上野始発なのはなぜ?
それは、高崎線・宇都宮線方面への着席機会確保のためでしょう。
かつては上野折り返しでしたが、
今はほぼ東京方面から多くの人を乗せて上野にやってきます。
少ないながらも上野始発の列車を設定することで、
上野から座ってゆっくり帰りたいという乗客へのサービスになります。
一方、先日乗車した、朝の下りの快速アーバンは、
東海道線から直通してきた「上野東京ライン」の快速アーバンでした。
朝の下りが上野始発でないのは、
横浜方面から高崎方面へのアクセスの利便性を図るためでしょう。
宇都宮線の快速ラビットも同様に、朝の下り2本は上野東京ライン直通です。
快速アーバンの最新動画です。こちらもぜひご覧ください。
都心・大宮と北関東を結ぶ、貴重な快速列車
そんな貴重な愛称付き快速「アーバン」「ラビット」ですが、
日中に運転されている
都心・大宮と北関東を結ぶ速達列車として利用価値の高い列車です。
普通列車と比べて10分程度ですが短い所要時間で高崎や宇都宮とを結びます。
両者を合わせると、ほぼ毎時1本の割合で、
大宮~高崎、大宮~宇都宮で快速運転をする列車が走っています。
高崎駅・休日の時刻表(抜粋)
[快]上が快速アーバン
土休日の高崎駅の時刻表です。
朝夕にある、上野行き以外の快速は高崎線は各駅停車です。
朝7時4分に湘南新宿ラインの特別快速があり、
そこから特急がある8時台以外は15時台まで特別快速があります。
16時台からは上野行きの快速アーバンに代わり、20時36分発が最後です。
今度は宇都宮駅の休日の時刻表です。
こちらは夕刻までは新宿方面行で、18時40分からの3本が上野行きです。
宇都宮線は特急列車が皆無なので、本当に貴重な快速列車です。
快速は全て宇都宮行き
停車駅:東大宮・蓮田・久喜・古河・小山からの各駅
下りの大宮駅の時刻表を見ても、快速がほぼ毎時1本設定されています。
快速ラビットの動画もどうぞ。
グリーン車は土休日800円!快速は、
新幹線に比べお得で快適な、「北関東のロマンスカー」
こんな速くて便利な快速アーバン・ラビット。
もちろん両線には2階建てのグリーン車が連結されており、
土休日は上野から50㎞以上で800円とリーズナブルです。
同区間を新幹線で行くと、自由席でも約3倍の2300円かかります。
時間は高崎・宇都宮までそれぞれ45分程度で、
快速で行くと倍の時間がかかりますが、
それでも快適なシートで座っていければあっという間です。
という事もあってか、グリーン車は休日の夕方でも結構乗車があります。
普通車はそんなに混んでいなかったが、グリーン車は結構人が乗っている。
新幹線が並行しており、特急はあまり走っていませんが、
快速列車にグリーン車がある事で、
その役割に近い存在を兼ねているのかしれません。
今回は以上です。
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