こんにちは。
今回は、少し前に話題になっている関西本線についてもう一つ。
既出の通り、赤字が続く関西本線の亀山~加茂間の活性化のために
地元自治体が中心になり、名古屋~奈良直通の列車を走らせる、
実証実験を行うというニュースがありました。
名古屋~奈良間には、かつては急行列車が走るなど、
直通列車がありましたが、利用客の低迷もあり現在は皆無。
JR2社と共に直通列車運転の実証検討に入っている模様です。
今回記事の関連動画です。
特急南紀がHC85系に!快速みえのキハ75系の置き換えはいつ?
こんなところも話題になっている関西本線ですが、
名古屋エリアでは特急南紀が新型車両に置き換えになりました。
この夏に新型の特急南紀に乗車してきましたが、
やはり新しい車両というのはいいものです。
高山線の特急ひだも既にHC85系への置き換えが終わり、
旧型のキハ85は完全に定期運用から撤退、世代交代となりました。
すると今度は・・となってくるのが、
同じ関西本線を走り、名古屋と伊勢方面を結んでいる
快速みえに使用されているキハ75です。
キハ75は、快速みえのためにつくられた高性能気動車。
キハ75形は、1993年に快速みえの
スピードアップ&サービス向上のためにつくられた車両で、
以来名古屋~伊勢・鳥羽の足として、並行する近鉄としのぎを削っています。
ディーゼルカーながら最速120㎞/hの営業運転を行い、
転換クロスシートを備え、居住性も快速列車としては充分です。
しかし、デビューから30年が経過し、
車内設備も現在の基準でみると古さは否めず、
並行する近鉄特急には圧倒的なシェアを占められている状況です。
実際同年代にデビューしたキハ85は既に引退、
関西本線にも特急南紀のHC85系の他、315系電車が走り始めており、
キハ75もそろそろ、という声が出てきても不思議ではありません。
HC75?キハ75形の後継はどんな車両になるのかな?
そこで、快速みえに使用されているキハ75の後継車両はどんな車両になるのか、
なって欲しいのか、を考えてみました。
普通に考えれば、現在のキハ75と同じく、車内は転換クロスシート、
3ドアの現在のスタイルでそのまま動力がハイブリッドになるのでしょう。
が、それだと、近鉄特急の後塵を拝する現在と変わりません。
快速みえの現在の役割として、
名古屋~伊勢の観光輸送の他に、走行地域の地域輸送の側面もあります。
なので、今後も特急への格上げはなく、快速のままだと思いますので、
転換クロスシートの普通車は必要です。
現状はこの車両の一部を指定席にし、
名古屋~伊勢の観光客に対し、座席が確保出来るようにもされています。
この指定席の部分を、観光客に使ってもらえるように、
もう少しアップグレードした方がいいのではと思います。
編成に1両、リクライニングシートの指定席を連結しては?
具体的には、HC85系と同様のリクライニングシートを備えた車両を1両、
指定席(またはグリーン車)として連結するのです。
ちょうど名古屋にはこんな列車が走っていますよね!
それに倣ってこんな風にすればいいのではないでしょうか?
そもそも特急並みのスピードで運転している快速みえですが、
観光輸送の他、地域輸送も担っている「ハイブリッド」な列車なので、
近距離で乗る乗客と、観光で伊勢鳥羽の往復に使う人とで、
乗る車両を分けてもいいのかもしれません。
瀬戸大橋を渡る快速マリンライナーも、
ほぼ全便にリクライニングシートが備わった
グリーン車・指定席が連結されていますので、
快速みえも新型になるタイミングで
そのようにしてはどうかなと個人的に思います。
仮に、名古屋~奈良の直通列車が実証実験の後、
定期列車で走らせよう!となった時にも、もしそれを快速で、となれば、
同じ車両でという事にもなってきます。
こちらの結果によっても、車両が導入されるタイミングや本数に影響が出そうですね。
関西本線は快速みえの他、名古屋~亀山間にも日中を中心に快速が走っています。
現在は313系が使われていますが、
ロングシートの315系に間もなく置き換えられるでしょう。
関西本線で名古屋~奈良を移動すると、
今のままだとほぼロングシートで行く事になりそうですが、
快速列車が一部奈良まで直通、となったら
新型のHC車両で快適に移動という選択もとれてサービス向上につながると思うので、
あわせて実現にすすめばいいなと思っています。
今年最後の記事になりそうです。
今年も当ブログをお読みいただきありがとうございました。
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